叩いてみた動画を撮りたいけど、どうやったらいいかわからない!
という方にオススメなのがYAMAHAのEAD10。
EAD10は簡単にいうと録音用マイクと音源をミックスしてiPhoneで撮影できる機器です。
生ドラムを録音するには、iPhoneで撮れば音が割れるし、音量バランスも難しい。
本格的に撮るには、マイクをいっぱい立てて~、と準備が大変です。
さらに、曲を後で重ねる動画編集も大変!
そんな叩いてみたを簡単に撮れるのがEAD10!
ポイント
- EAD10のマイク一つで自動バランス調整してくれる!
- 準備は5分もかからず簡単設置!
- 専用アプリで、曲に合わせて録画可能
叩いてみた動画を撮る人はもちろん、ドラムの練習が楽しくなるオススメの機材です!
EAD10とは
EAD10はヤマハのドラム録音用の機材です。
ドラム録音で一番大変なマイクの配置や音量バランスを一つのマイクで自動で調整してくれます。
主に2つの機器で構成されていて、マイクとなるセンサーユニットと音量や音色を操作するEAD10本体です。
あとは、iPhoneと専用のアプリがあればOK!
簡単に叩いてみた動画を撮れる全ドラマー必見の一台なんです。
EAD10以外に必要なもの
EAD10以外にも「叩いてみた動画」を撮るのに必要なものがいくつかあります。
絶対いるもの
- iPhone
- EAD10とiPhoneを接続するためのケーブル
- 専用アプリ「Rec'n'Share」
すでに持ってそうなものや、あると便利なもの
あると便利なもの
- EAD10の音を聞くためのイヤホン(またはヘッドホン)
- スマホホルダ
- 三脚など
- 収納ケース
必要なものが色々あるので、一覧にしています。
イヤホンやコードなど手持ちのものがあれば、それでも全然OKです。
必要なもの | 何に使うか |
---|---|
EAD10 | 録音するメイン機器 |
iPhone | EADと接続して録画 |
iPhone USBカメラアダプタ | iPhoneとEAD10の接続 |
USBケーブル abタイプ | iPhoneとEAD10の接続 |
イヤホンジャック 変換アダプタ | 普通のイヤホンジャックでEAD10に刺さらないので変換 |
イヤホン「SHURE SE215」 | 遮音性の高いおすすめイヤホン |
イヤホン延長ケーブル | イヤホンを延長して動きやすくするため |
スマホホルダ | iPhoneで録画するため |
スマホホルダ用 マイククリップ | スマホホルダをマイクスタンドで使えるように |
収納ケース | EAD10の収納に |
延長コード | EAD10を使うのにコンセントが遠い場合用 |
必要なものの、細かいポイントについては下記に書いていますのでご参考下さい。
・iPhone(iPad)
EAD10はiPhoneを接続することで簡単に叩いてみた動画を撮ることができます。
(iPadでも可能ですし、僕は使ってないですがアンドロイド端末でも可能です。)
iPhoneはどの機種でも大丈夫です。
ただし、専用アプリのRec'n'Shareが「iOS 15.3以降が必要です。」となっています。
iOS 15に対応していないiPhone6は不可。iPhone6S以降の機種が対応になっています。
音質は、EAD10のマイクですので、関係ありません。
気にするとすれば、動画を保存していくのでストレージ(容量)に余裕がある方がいいです。
EAD10とiPhoneをつなぐケーブル
EAD10とiPhoneはそのままでは接続できません。
正確に言うと、アプリを使用して動画で「叩いてみた動画」を撮る場合には、USBケーブルのABタイプと、iPhoneのカメラアダプタという専用のケーブルが必要になります。
(音を流すだけならイヤホンジャックがあれば可能です。)
EAD10側が「USB B」というプリンターとかと同じ規格です。
下記の変換ケーブルを使用して、Lightning(iPhone)➡「USB A」➡「USB B」にしてEAD10とiPhoneを接続します。
EAD10の音を聞くためのイヤホン
EAD10本体のイヤホン差し込み口は6.35mmというギターのシールドケーブルとかと同じ大きさです。
どんなイヤホン、またはヘッドホンを使用するかで必要なものが異なります。
もし、6.35mmの差し込みのヘッドホンを使用する場合は、特に必要なものはありません。
イヤホンジャックを6.35mmを3.5mmに変換するプラグ
僕が使用している「SHURE SE215」は3.5mmという普通のイヤホンジャックなので変換プラグが必要になります。
「SHURE SE215」
イヤホンはお好みのものでOK。
僕は、色んなドラマーさんもオススメの「SHURE SE215」を使用しています。
- ワイヤーが入っていて、耳にひっかけれる構造になっていてズレにくい
- イヤーピース(耳に突っ込む部分)を一回つぶして耳に挿入、後で元に戻り、耳の穴にフィットするので遮音性が高い
SHUREのケーブルだけでは、EAD10に接続するとチョンチョンになるので、イヤホン延長ケーブルを接続。
イヤホンをしたまま移動しやすいように3mの延長ケーブルを使っています
専用アプリ「Rec'n'Share」
Rec'n'Share
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あるといいもの
スマホホルダ
iPhoneで撮影するのにスマホホルダがあると便利です。
譜面立てに置くのもありですが、振動で揺れて落ちるので、しっかり固定できる方がいいです。
自分のスマホに合ったものなら何でもOK。
ですが、足元から全身を撮りたい場合に、縦向きにスマホを置くことがあるので、「縦向き」対応タイプがオススメです。
三脚、マイククリップ
スマホを置くのに三脚も必要ですね。
もちろん三脚でもいいんですが、荷物が増えるので、オススメなのがマイクスタンドに取付けれる「マイククリップ」!
スタジオには必ずマイクスタンドは置いてると思うので、マイクの代わりに挿し込んでそのまま使えます。
収納ケース
EAD10は録音するための精密機械なので、丁寧に取り扱い必要があります。
専用のケースはないのですが、まずは下記のようなエフェクターケースがちょうどケーブル類も収まるのでオススメです。
延長コード
スタジオによっては、EAD10やドラムセットを置いてる場所からコンセントが遠い場合があります。
そんな時に、3mぐらいの延長コードがあればたいてい届くので一つ持っておくと安心です。
(スタジオでも借りれる場合もありますが、サっと始めたいので自前で用意しています。)
EAD10で叩いてみた動画を撮る時の準備
バスドラムのフープにマイクを固定します。
フープに挟み込むような感じで取付けできます。
EAD10とマイクを付属のシールド線で接続
センサーユニットから来たケーブルをEAD10本体に接続する
イヤホンジャックにイヤホン接続
EAD10にiPhoneを接続
EAD10の電源アダプタを接続
ドラムのキットを選ぶ
音量を調整
アプリからレコーディング開始
詳しくはYAMAHAのRec'n'Shareのwebマニュアルも合わせてご参考下さい。
アプリで楽曲と録音したドラムの音量バランスを調整できます。
レコーディングした曲は共有ボタンからビデオとして保存を押すことで、iPhoneの写真アプリに保存できます。
EAD10でできないこと
スネアやシンバルなど個別の音量調整はできない
一つのマイクで、音量バランスを整えているため、楽器一つ一つの音量調整はできません。
叩いてみた動画を撮るメリット
叩いてみた動画を撮ろうと思うとよくわかるのですが、1曲ミスなく演奏するのって結構大変です。
バンドで演奏してる時は、ちょっとしたミスはそんなに目立たなくても、原曲とズレるとすぐに粗い部分がわかります。
YouTubeやSNSに上げる予定はなくても、叩いてみた動画を撮って自分を客観視するのは良い練習にもなります。
3~4分集中してミスなく曲を叩く
演奏のフォームを見て、変な部分はないかチェックする
かっこよく叩く研究をする
あとは、過去の自分の記録を残しておくことで成長記録にもなります。
上手くなるのも難しいですが、今より下手になるのも難しいです。
過去の自分には戻れないので、まだまだ下手でも今の自分は今だけのもの。
叩いてみた動画を通じて、自分の記録を残しておくと、成長を感じてモチベアップにもつながります。
(たまに、叩けてはずの曲が全然できなくなることもありますが(笑))
ドラムはもともと爆音なので、スタジオでもマイクを通すことはありません。
ですが、ライブハウスなどでは、マイクを通してアンプから音を出します。
マイクを通したドラムの音はめちゃくちゃかっこいい!
バスドラのズンズンくる感じはライブハウスならではです。
その感覚に近い音で演奏できるのがEAD10です。
叩いてみた動画だけじゃなく、普段の練習も、たまにはEAD10を通した音で聞くとテンションも上がって気分転換になります。
まだ叩いてみた動画を撮るには早いかな~と思っている段階でも是非もっておきたい機材です。
まとめ 初心者でも中級者でも、ドラマーなら持っておくべき一品
ドラムを楽しみながら練習するパートナーとしてEAD10は最高のお供です!
最初は高いな~と思ったけど、もっと早く買ってれば良かった~といえるスタジオ個人練習に必須のアイテムです。
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なんと過去のバックナンバーも読み漁れますのでドラマーのインタビューは読むだけでモチベも上がります!