こんにちはアラタロウです。
先日、松下幸之助資料館に行ってきました。
資料館に足を運ぶまでに自伝書を読んでから行くことで、資料館を120%楽しむことができます。
実際に手をとった松下幸之助の本と合わせてご紹介です。
資料館は予習をしてからの方が楽しい
自伝書を読むキッカケですが、資料会に行くことが先に決まっていたからです。
会社の研修で資料会に行くんやけど、「創業者の松下幸之助ってどんな人なんやろ?」ってのが始まりです。
社会人でも、名前とパナソニックの創業者ってのは知ってても、それ以上の松下幸之助のことは知らない方も多いんじゃないでしょか?
恥ずかしながら僕は知らない方の人でした。
「予習が必要じゃん!」と、まずはどんな人物でどんな人生を歩んできたのか知るために自伝書を探しました。
選んだ本は松下幸之助の生い立ちをつづった本
アマゾンやグーグルで色々見ましたが、僕はこの本を選びました。
「松下幸之助 経営の神様とよばれた男」
自分にとってこの本が良かった!
生い立ちを追いながら、家電の進歩と、今は名だたる家電メーカーの創業期の話、戦前、戦時中、戦後と時代の移り変わりが描かれていて、自分のほんの少し知っている歴史の知識で理解できることなのでタイムスリップしたように本にのめり込めました。
これを読んでからは、逆に早く資料館に行きたくなりました。
資料館の資料が生きた資料に
実際に松下幸之助資料館に足を運ぶと、本を読んだからこそのわくわくする空間がありました。
数名で行きましたが、やはり資料館に書かれている内容だけでは、わからない部分も多くあり、読んだからこそ、「あーこれはあの写真や」「あの時代のやつや」など資料館としての意味が一層増して見ることができました。
絵画に興味ある人とない人では美術館での見かた、足の止め方が違いますよね?
自分で決めたわけではないけど、旅行のルートや仕事の研修など、何かのきっかけで行くことになったとします。
そんな時は、あまり興味がないので足早やに資料館を過ぎたことはありませんか?
そんな時は何か書籍やインターネットで少し知識を学ぶと、そこに行った時により有意義な時間になり、視野を広げるキッカケになります。
受け身ではなく、積極的に学ぶことで2倍にも3倍にも楽しむことができます。
資料が生きた資料に!
ということで、松下幸之助資料館に行く前には、ぜひ自伝書「松下幸之助 経営の神様とよばれた男」を一読してからがオススメです。
「松下幸之助 経営の神様とよばれた男」はこんな本
松下幸之助に関する本は膨大な量があります。
格言、名言を集めた本、経営方針に関する本、生き様に関する本、
この「松下幸之助 経営の神様とよばれた男」は自伝書、生き様に関する本です。
僕が思うに名言集などは、その人物がどんな人生を歩んできたかを知っているからこその本だと思います。
ですので、名言集を読んでみたい人も、資料館に行って名言に触れたい人も、まずは人物を知るために、自伝書、伝記を読むのがいいと思います
生い立ちが近代なのでイメージしやすい
松下幸之助が生まれた幼少時代から、丁稚奉公時代(小学生~中学生)、電気工事員時代(高校生)、結婚、独立、創業期、戦時中、戦後、と生涯を終えるまでが細かく記されています。
これが、ここ100年ぐらいの少し前の話なので、映画にあるような戦前、戦後、頭の中でイメージが湧くのですごく話も入ってきます。
あまり歴史に詳しくないので、幕末より前の本は、地名や時代背景が思い浮かばなかったりするので理解するのが難しいですが、松下幸之助の生きた時代は今の地名とも変わらず理解しやすいです。
一度は聞いたことのある会社の創業期やパナソニックとの関係性がわかる
松下幸之助の生い立ちはイコールパナソニック(松下電工、ナショナル)の歴史。
そこには、同様に型を並べる家電メーカーが多数でてくるので、
「なるほど。ここの会社はこれが始まりだったのか。」
「昔はこんな名前だったのか。」
「ここの会社も昔は苦労してたんだな。」
と有名企業の創業期の話や、松下幸之助(パナソニック)とどういった関わりや、ライバル関係が描かれていて、勉強になります。
代表的なところでサントリー、関西電力、東芝、SONY、ダイエーなど。
しっかり覚えればウンチクとして活躍しそうです。
松下幸之助の生い立ちがわかる
いつしか経営の神様と呼ばれるようになった幸之助さんですが、その生涯は順風満帆ではなく波乱万丈です。
特に幼少期は裕福な家庭の生まれながら、父が破産をしてしまい、どん底の始まり、家族も次々と他界していく、嘘のような本当の話です。
同じ父親として、幸之助のお父さんのなくなる時の無念さは計り知れないものがあります。
名言や経営哲学は別の本も合わせて読むべし
名言をまとめた本は自伝書を遥かに上回る数の書籍があります。
名言、格言を知りたい場合は、この本を読んでから読むと、「あの時のあのシュチュエーションか?!」と思えるところがたくさんあるので、やっぱり順番的には自伝本が先にいいと思います。
松下幸之助資料館はこんなとこ
資料館のホームページもありますので、場所とイメージをお伝えします。
京都駅から10分かからない場所
京都駅の八条口側、インモールKYOTOのすぐ近く「PHP研究所」の中に松下幸之助資料館はあります。
京都駅から歩いて10分もかからない場所です。
車の場合は、
買い物をされるならイオンモールKYOTO、
しないなら、その隣の駐車場が一日800円だったので、こちらが良いかもしれません。
実際に現場で撮った写真
外からの見た目はこんな感じ。
オリックスレンタカーとワコールの間の高いビルです。
「PHP」の文字が目印です。
この時は研修だったので受付は事前にされていましたが、入館用の名札を受け取る必要がありました。
実際に松下幸之助資料館行くには事前に予約が必要なので、予約した場合もこちらで手続きが必要かと思います。
入館パスをもっらて中に入ると、松下幸之助の銅像があります。
松下幸之助の資料館は3階なのでエレベーターで移動です。
3階についたところがそのまま入口です。
等身大の松下幸之助のパネルがあります。
ここは撮影スポットで大人気だそうです。
もし、1人で来ていてもエレベーターを出て左にある図書館の係の方が快く撮影してくださるので安心です。
向こうから「撮りましょうか?」とお声かけしてくれます。
奥に進むと、生い立ちをつづったパネルや、松下幸之助が語った経営の哲学に関する映像を見れるコーナーもあります。
映像コーナーは貴重なものでここでしか見れないものもあるので、このコーナーに一日中おられる方もいるそうです。
奥の奥には松下幸之助が晩年に研究していた、人間学についての講話を学ぶことができます。
こちらは人数が5名以上いないと見れないと言われていたと思いますので詳しくは資料館にお問合せ下さい。
自伝書を読むことで世界が広がった
人間だれしも新しいことを知ることで世界が広がります。
この松下幸之助の自伝書を読むことで、自分の身の身の回りにある家電たちへの見る目が変わりました。
それぞれ現在は有名な企業は数々の苦難を乗り越えて、今も活躍し、進化していること。
今は当たり前の、テレビ、ラジオ、アイロン、照明器具など、全く存在しない世界が数年前にあったこと。
他の企業の歴史も学びたいと強く思うようになりました。
そうやって、どんどん深堀りしたくなるキッカケを与えてくれた本でした。
松下幸之助、パナソニックの歴史ことが知りたいかたは、ぜひぜひ「松下幸之助 経営の神様と呼ばれた男」を一読くださいー。