こんにちは和歌山にあるキャンプ場「毛原オートキャンプ場」に2泊3日で行ってきました。
ここのキャンプ場が本当に良かった。
自分の中でキャンプ場を探す時には子供が遊べるようにとアスレチック的なものがある場所を主に選んできた。
毛原にはそういったものはない。
でも、そんなものは全く必要なかった。
キャンプ場で人と人の触れ合いをすごく感じた。
すごく温かい気持ちになれるキャンプ場。
知らない方同士で、こんなに交流できたのは初めてだと思う。
芝生、川、焚火、星空、人。
なにもないけど、色んなものがある。
人の温かみを感じれる、そんなキャンプ場でした。
行けばわかるんだけど、管理人さんがすごくいい。
ダンディーなロン毛のひげのオジ様です。
この方が基本、一人でキャンプ場を管理されていて他のスタッフとかはいません。
キャンプ場内で薪を割ったり、焚火の準備をしてる間もすごく話かけてくれます。
なかなか、キャンプ場のスタッフの人を帰ってからも覚えていることはないのですよね?
毛原の管理人さんはたぶん一生覚えているでしょう。
それぐらいフレンドリーに大人にも子供にも気さくに話かけてくれます。
いい意味で対等な感じで話てくれます。
「よう来たなっ!ゆっくりしていってや。」という感じです。
僕達は初めて毛原オートキャンプ場に来ましたが、他にこられるキャンパーの方たちに常連さんが多いこと!
リピーター、常連さんが多いということは、「もう一度来たいキャンプ場」ってことですよね。
僕達も帰るころには、また来たいキャンプ場になりました。
前置きが長くなりましたが、2泊3日の流れを書き綴っていきますので、何かのご参考になれば幸いです。
毛原オートキャンプ場の情報・概要
名前 | 毛原オートキャンプ場 |
住所 | 〒640-1475 和歌山県海草郡紀美野町小西187 |
電話 | 073-498-0102 |
営業時間 | 通年(予約が入ってなければ休みのことがあります) |
チェックイン・チェックアウト | 12時~翌10時 |
サイト料金 | サイト利用料 3240円 |
利用料 | 大人1人につき500円、子供1人つき250円 |
デイキャンプ | 11時~17時 |
デイキャンプ 利用料 | 大人1人につき400円、子供1人つき200円 |
ホームページ | http://niunomiyako.com/kebaracampsite/ |
毛原オートキャンプ場までの道のり
場所は大阪よりの和歌山。
大阪方面からなら、近畿道から阪和自動車道「岸和田和泉IC」を下りて、約1時間半。
Googleマップなどで見てると山道が長そうだなって感じがしますが、意外と近い。
山奥に入っていくという感じではないです。
毛原オートキャンプ場までの道のりにある最後のコンビニは「ファミリーマートかつらぎ笠田店」と「セブンイレブン東柿田店」。
毛原オートキャンプ場には自動販売機などはないので、飲み物などの買い忘れがあれば、ここで寄り道してください。
国道370号線を走ると右側に入口が見えます。
到着すると、管理棟の前に車を停めて、管理人さんに声をかけます。
利用料をお支払いして受付けをします。
毛原オートキャンプ場のサイト
区画は14区画です。
真ん中の芝生広場を囲むようにグルっとサイトがあるシンプルなキャンプ場です。
このシンプルな芝広場で自然と交流が生まれていきます。
これが毛原キャンプ場の魅力の一つです。
サイトの場所は早い者勝ち。10m×10mで、あづま屋という屋根があります
ちなみに、どこのサイトを使うかは早いもの勝ちです。
「空いてるとこ使ってくれたらいいよ。」という感じです。
サイト自体は約10m×10mの区画で、あづま屋と呼ばれる屋根があるスペースがあります。
1家族でしたら、車停めて、テント張って、タープ張って、あづま屋も使って、十分なスペースです。
この日は先日、取り付けたルーフボックスのデビュー日でした。
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今回は友達家族と一つのサイトで2台の車、2つのテントを張りましたが、それで目いっぱい。
2家族だとタープを張るスペースはキツイかなという感じです。
タープがなくても、あづま屋があるので、雨や日差しはしのぐことができます。
芝生広場の真ん中に炊事場があります
ちなみに炊事場は芝生の真ん中にあるので、どこにテントを張っても距離はほとんど変わりません。
キレイに清掃されています。
大きさも十分なので混み合うこともありません。
水栓式のきれいなトイレもあります
トイレは管理棟の横。
キャンプ場の入り口近くにあります。
キレイに清掃されてて、中も広々としています。
男子便所しかわかりませんが、大便器は和式になっています。
水も自動で流れるしっかりしたトイレ
手洗い場も鏡があるのでコンタクトの装着や歯磨きもここでできます。
真ん中には一つだけですが、洋式トイレもあります。
小さなお子様で和式が無理だという場合も安心です。
洋式トイレは一つだけですが、14サイトと利用している人も限られてるので、そんなに混み合うことはありません。
夜も明かりがあるので安心して使えます。
トイレから離れたサイトの場合はライトなど合った方が便利です。
子供がたくさんいる場合は、コールマンの分割できるランタンが便利。
行き違いでライトが何個か必要になるタイミングで活躍します。
芝生広場で遊ぶ
テントを張ったあとは奥様達は料理の準備。
しばらく子供たちと遊びます。
遊びながらキャンプ場散策。
丸太を切ったイス。
子供が乗せろ乗せろの騒ぎます。
夕方ごろに常連キャンパーさんが来られて、そこのお姉ちゃんが子供たちと遊んでくれました。
今初めて会ったのにすごく楽しそうに遊んでいました。
横に流れる小川の水質はきれい
その間にグルっと一周フラフラとしたり、横の川に行ってみたりしました。
川にはキャンプ場の端から降りていけます。
水質は透明度もあり、とてもキレイです。
砂地ではなく石やゴツゴツした岩の川です。
ですので裸足になると痛い。
もし、入るならアクアシューズ的なものを持っていた方がいいです。
何足も持っていくのが大変なので、オススメは水陸両用タイプのくつがあると便利です。
と、子供は何かと石や小物を拾いたがるので、ちょっと丈夫目な袋があると楽しめますね。
管理人さんと焚火を燃やす
暗くなってくると真ん中の芝生広場のスペースで管理人さんが焚火を初めました。
子供たちも手伝い。
仰いで、枝を掘り投げて、焚火の手伝い。
手伝いか邪魔をしてるのか(笑)。
管理人さんが、子供と遊びながら焚火をしてくれました。
(※一個、注意点があって、焚火の火の粉が飛ぶことがあるのでダウンなどは溶ける可能性があるので気をつけましょう。ちなみに僕は新品のシームレスウルトラライトダウンパーカーに穴を開けてしまいました(笑))
焚火を囲み、天体望遠鏡で月を覗く
そして、晩御飯。
辺りは真っ暗。
真ん中の焚火広場。
管理人さんが燃やし続けています。
そこには自然と人が集まり、初めて同士の方でも交流が始まります。
飲み会のようなガヤガヤしたものではなく、自然な会話。
辺りは真っ暗なので、星空もものすごくキレイ。
管理人さんが天体望遠鏡で月を見せてくれます。
さらに、この日は、常連のキャンパーの方がさらに本格的な天体望遠鏡で月をスマホで撮影したりもさせてくれました。
スマホでこんなにキレイな月が撮影できました。
こんな体験ができるなんて全く予定していなかったので、大人も大興奮の初日の夜になりました。
夜は防寒対策が必須。ユニクロの超極暖がおすすめ
そして就寝。
11月山奥。
何度かは測っていませんが、かなりの冷え込みでした。
わが家の防寒対策としては、
厚手のアルミシート
湯たんぽ
寝袋。
後は、ユニクロの超極暖や、暖パン、ウルトラライトダウンなどで着込みました。
僕的には超極暖があったおかげで、震えることもなく一夜を過ごせました。
冬のキャンプは極暖ではなく、超極暖。これ必需品です。
朝は霜で凍り、結露が大変
翌朝。
8時ぐらいの状態ですが、車の窓は霜で凍り、テントも半分凍っていました。
朝方は山の影になり、特に冷え込みを感じました。
この日は天気もよくピーカン照り。
テントが乾いて良かったのですが、溶け始めは、温度差のせいかテント内部が結露だらけでした。
日差しと風で乾燥できますが、次回はなにかしら結露対策が必要だと感じました。
調べたところ、テント内の湿気と温度差で結露を防ぐのはなかなか難しそう・・・
どちらかというと発生した場合にきちんと乾燥させるのがポイントかと思います。
とりあえず手持ちでできそうなのが夏場に使う扇風機(サーキュレーター)と吸水性の良いタオルを次回は持っていこうと思います。
夏場に使ってる、電池式(AC兼用)の扇風機
↓
お風呂は近くの「かじか荘」に
この日は一日芝生でボールやら、おいかけっこやら、友人家族の子が持ってきていたラジコンなどで遊んでいました。
夕方までたっぷり遊んで、17時頃にお風呂に。
ちなみに昨日は入ってません(笑)
毛原オートキャンプ場にはお風呂やシャワーはないので、車で10分ほどの「かじか荘」に行きました。
日帰り入浴は、
- 大人550円(中学生以上)
- 小人300円(3才以上小学生)
時間は11:00~20:00(最終受付19:30)までです。
お風呂は室内の大浴場と露天風呂の2つです。
写真はとっていないので公式サイトさんの画像になります。
管理人さんから割引券をいただいたのでお得に入ることができました。
たまたま同じタイミングで管理人さんもお風呂に来られていました。
お住まいはあるそうですが、キャンプ場があいてる時期は管理棟で寝泊まりしているので、ここにお風呂に来るそうです。
夜は焚火を囲んでgamaharu(ガマハル)さんのアコースティックライブ
お風呂上がってから、テントに戻って晩御飯。
焚火広場には、今日も人が少しずつ集まります。
「実は音楽をやっていまして・・・」というご夫婦。
ギターとパーカッションで生演奏が始まりました。
実は、近くに住まわれているという「gamaharu(ガマハル)」さんというアーティストさんでした。
毛原の自然に魅せられて、この地域に住まわれているそうです。
アコギと優しい歌声でみんな癒されました。
ガマハルさんの「よいとこしょー」という地元のお祭りの掛け声に合わせて踊ったり。
「よいとこしょー」は、富山だったかな?
焚火を周りながら踊ったのは、子供たちもよき想い出になったと思います。
もちろん朝まで続く訳ではなく、21時だったか、22時には静かになり、それぞれのテントに戻っていく。
マナーの良いキャンパーさんが集まってるという印象でした。
ガマハルさんの曲は自然の大きな力、人間はその中で生かされてる。
そんなメッセージを感じるエモーショナルな音楽でした。
チェックアウトは10時。デイキャンプ代を払ってゆっくり撤収
翌朝、この日も夜は冷え込んだのか霜がたっぷりでした。
日がでると霜が乾いて蒸気が舞っていました。
しっかり乾かさないとカビが生えちゃうので要注意ですね。
チェックアウトは10時までなので、ゆっくり片づけるためにデイキャンプ(11時~17時)を追加で申込みました。
片づける前に最後の遊び。
この時は11月。
川に入れるような時期ではないが、子供は恐ろしい。
1人ムチャをする子がいると、うちの子もよその子も次々と入っていく。
見てるだけで凍えそうだが、子供は元気に水遊びをしていました(笑)
後は片付けながら、芝生で勝手に遊んでもらってたら、またまた知らないお兄さんに遊んでもらってたりと、ほんとここに来てる人はいい人ばかりです。
毛原は「またね」と言えるキャンプ場
最後は管理人さんに挨拶して、「また来ますね~」っとお別れしました。
お別れで印象的だったのは、他のキャンパーの方たちが帰る時に子供たち、みんな「バイバーイ、また遊ぼな~」なんて言いながら帰ること。
初めて会って、一緒に遊んで、お別れが来て、「またね」って。
この短期間に、子供ってすごいですね。
いや、ここに来る人達がいい人ばかりなのか。
秋~冬キャンプは寒いから玄人キャンパーの方が多いと聞きます。
毛原は玄人も素人も関係ない。
毛原の自然、管理人さんの人柄で、人と人がつながり、自然を感じ、キャンプを楽しむ。
ホント、自分の中のキャンプ観が変わりました。
毛原オートキャンプ場は人の温かみを感じられる素敵なキャンプ場です。
ぜひ一度行ってきてはいかがでしょうか?